栃木県小山市の内科、胃腸内科、外科、整形外科、肛門外科 城南クリニック

お知らせ

帯状疱疹ワクチン接種について(R6.1月より公的補助対象者あり)

R6.1月より、50歳以上の小山市在住の方対象に補助が開始となります。

公的補助の詳細は小山市HP

を参照してください。

帯状疱疹は、主に小児期、水痘(水ぼうそう)にかかり、そのウイルスが体内に残っていて
成人以降に、再活性増殖して、感染した神経に沿って痛み出現の後、水疱性発疹を生じるものです。厄介なのは、この皮膚病変が軽快して後、神経痛が長時間持続してしまう帯状疱疹後神経痛が、50歳以上の発症者のうち18%に合併してしまうことです。

最近これを予防するため、ワクチン接種が行われるようになりました。当初は、水痘ワクチンを接種する方法が、行われましたが、欠点として、効果が50%程度であること、生ワクチンであるため、免疫抑制状態(抗癌剤治療中、免疫抑制剤治療中)の方には接種できないこと、その他のワクチン接種までに27日間以上間隔をあけないといけない制約があることが指摘されていました。

2020.1月新しい帯状疱疹ワクチンである「シングリックス」が発売となりました。長所としては、まず不活化ワクチンであること、また効果が50歳以上では90%以上に認められるとのことです。欠点としては、2回接種(2ヶ月を開けて)であること、また高額であることです。

(税込み22,000円/回 ✕ 2)

欧米では、すでに、多くの人が接種を受けているとのことであり、重篤な副反応は少ないとのことです。接種に関心のある方は、医師ご相談ください。
(ワクチン入荷まで、1週間ほど必要なため、接種は完全予約制となります。)